新型コロナウイルスの影響でオリンピックは延期になりました。今世界では目に見えないウイルスと必死に戦っております。無症状者が感染源となる危険を少しでもなくす為に、外出自粛の要請が出ておりますが、封じ込めにはまだまだ時間とマンパワーを要することでしょう。
 ですが、悠久の自然界では春の訪れとともに今年も桜が咲いてくれました。暗い所ばかりに目を向けていますと、小さな喜びを見落としてしまうかもしれません。自分にできる行動をしつつ前をしっかりと見据えていきましょう。

 若葉台には桜が多くあり、バス通りや遊水池の桜は広く知られております。残念ながら今年の桜まつりは中止となってしまいましたが、咲き誇る桜はとても見応えがあります。他人との濃厚接触がない散歩は問題ないでしょうから、見て歩いてはいかがでしょう。
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 23棟横の法面には2本寄り添うような桜があります。以前は階段から微笑ましく見える若夫婦でしたが、いまはすっかり風雪に耐えた熟年夫婦となりました。加齢によってでしょうか、花が少なく寂しいですね。
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 4棟横の通路に並ぶ大島桜は染井吉野より少し早めに開花して見頃になります。枝を通りいっぱいに広げて、見応えのある眺めになります。近年は害虫対策で数本伐採され、少し寂しくなりました。
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 26棟の南側は空き地で日当たりも良く屋根のように枝を広げて満開になります。この通りの空き地側には、少し時期が遅れて咲く八重桜の見事な咲きぶりも見られます。
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 25棟とわかば学園の間には染井吉野の並木があります。見上げると圧倒されそうな大木です。近接する樹木と仲良く共存して欲しいですね。
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 日向根公園から一丁目へと渡る細谷橋の上からは、目前に圧巻の花房が見られます。桜が満開の時期には是非足を運びたい若葉台一押しの名所です。
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 桜見物は見上げるだけとは限りません。若葉台の高層階からの眺めは素晴らしいと言えます。西は富士山をはじめ丹沢などの山々、東は遠く高層ビル群が見えます。そんな中視線を落としますと、眼下に緑が広がっています。春は最高の景観の一つで、主役の桜を見下ろす贅沢はどこでもできるというわけではないでしょう。

 近年若葉台の桜も高齢化と病害虫の影響により伐採や枝打ちが多くなりました。残念ながら以前のような景観が失われつつあります。霧が丘のバス通りの桜は、染井吉野から病害虫に強い樹種に植え替えが始まっています。若葉台も対応が必要な時期が近いのかもしれません。


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