梅の実にとっては嬉しい雨も、人にとってはうっとおしい雨。
 もちろん、雨は生命にとって大切なものと理解しておりますが、ついつい会話のきっかけとして不遇な扱いをしてしまうのであります。 
 梅雨といいますと、「しとしとと降る雨」「雨足は弱いけれど降ったり止んだりはっきりしない」「鉛色のような曇り空」といったイメージが浮かびます。ですが、西日本では激しい雨が降ることも多く、降りかたに地域差があるようです。豪雨といえば真夏の雨という先入観がありますが、西日本にお住いの方は梅雨に対するイメージが少々異なるのかもしれません。
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 梅雨の花といってまず浮かぶのは紫陽花ですね。若葉台でも多く見かけることができます。
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 紫陽花の花の色は「アントシアニン」という色素によって決まり、土壌から吸収されたアルミニウムがアントシアニンと結合するかどうかによって違いが表れます。アントシアニンがアルミニウムと結合すれば青系に、アルミニウムを吸収せず結合できなければ赤系になるようです。
 白い紫陽花は色の元になる「アントシアニン」を持っていないため、多少の変化はあるものの土壌に関係なく白い花となるようですね。
 詳しい方もおられるでしょうから、釈迦に説法はこの辺りで控えましょう。

 調べながら驚いたのは、紫陽花には毒があるということですね。
 ただし、毒の成分は未だ明らかになっていない! のです。厚生労働省のHPに載っているので間違いないでしょう。
 中毒症状は、嘔吐、めまい、顔面紅潮で食後30分〜40分で症状が現れるようです。
 紫陽花の葉が食卓に並ぶことはまずないでしょうが、飾りとして目にすることはあるかもしれません。食べてはいけません! 


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